志楽トピックス

“神奈川に縄文時代があったんだ”

2018年8月7日 ニューズレター
志楽ニューズレター第二十二号

“神奈川に縄文時代があったんだ”

テレビ神奈川「猫のひたいほどワイド」で、志楽の湯を紹介

 

「猫のひたいほどワイド」は、毎週月曜日から木曜日までの12時~13時30分に放送されており、番組に寄せられた神奈川の情報を若手俳優人がリポートする、地産地消番組です。

今回は、2月6日が「風呂の日」にちなんで、神奈川県内のおススメ温泉の一つとして志楽の湯が紹介されました。若手俳優の村田恒(ひさし)さんが、和の原点、縄文の心を形にした館内の様子を体験レポートされました。

 

◆縄文時代を感じさせる温泉に出会う

―皆さんは、遥(はる)か昔の時代を感じさせる温泉に行ったことってありますか。それも、縄文時代。川崎に、それを感じさせる場所があるんです。

やってきたのは、川崎市矢向という場所です(住所は川崎市幸区塚越。「矢向」は横浜市鶴見区になる)。こちらにうわさの縄文天然温泉というのがあるそうですけれど、縄文、ちょっと気になりますよね。さっそく調査したいと思います。

ここですね、屋根が見えてきました。「志楽の湯」という標識があります。歴史あるような感じがします。

縄文天然温泉志楽の湯は、JR南武線矢向駅から徒歩6分ほど。駅からそう遠くないのに、自然に囲まれた落ち着いた雰囲気の温泉です。

まずは、代表の栁平彬(さかん)さんにお話をお伺いしたいと思います。縄文天然温泉とは、具体的にどういったものなんですか?

栁平:「日本人というのは、お風呂が好きでしょ。世界中でもこれほどお風呂が好きな国民はいません。 これは、縄文時代からの習慣なんです。」

―ここで使っている温泉というのは、縄文時代からあった温泉といいますか、そういうものを使用されているんですか。

栁平:「温泉には2種類あって、火山性の温泉と非火山性の温泉というのがあります。火山性の温泉というのは、地表に降った雨や雪の一部が地中に浸み込んで地下水となったものがマグマ溜まりの熱で温められ、地表に湧き出してきたものです。非火山性の温泉というのは、今から何十万年も前、地下千メートル以上のところからくみ出している温泉なんです。」

―なるほど、縄文時代より昔の温泉を掘り出して、使用されているんですね。

栁平:「だから、縄文時代を通ってきたわけですね。縄文時代の人たちも温泉、露天風呂につかってきたわけで、そういう温泉に、現代人の私たちが今、入れるようにしたわけです。」

―それは、昔から入っていた人たちの歴史を感じさせますね。

栁平:「私たちのDNA、遺伝子にはそういうところがあるんです。だから、日本人は温泉が好きなんです。」

―ということで、縄文時代にレッツゴー!

 

◆太古の化石海水を満喫する

―趣(おもむき)のある廊下を進むと、途中、縄文土器が飾られています。

さっそく中に入りました。まず、紹介したいのが「縄文道」というところ。縄文模様を使用して足つぼを刺激する道があるのです。それが、こちら。縄文の縄の形が足の裏にフィットして敏感に刺激します。健康な人にとっては、足裏の指圧のような効果があるそうです。縄文時代を思い出すみたいな感覚です。縄文道を抜けると、最初に見えてくるのが、味噌樽風呂。これ、120年前に造られ、実際の味噌作りに使用されていた樽を譲ってもらったとのことです。

これはとっても気持ちいいですね。極楽です。木の香りがすごくいい。香りもお湯の温度も丁度いいので、心から癒されます。なんか、味噌になった気分です。

さて、次は、お待ち兼ねの露天風呂です。

これはいいわ。露天風呂のよさって、外でこの温かいお湯につかることですよね。気持ちいいわ。肌にもいい。入っただけでわかります。美肌にいいはずですよ。つるつるします。

こちらの温泉、栁平さんも言ってましたが、化石海水と言いまして、太古の海水なんです。岩のミネラル、海藻、草木の繊維などが溶け込んだ成分の濃い温泉なので、皮膚の新陳代謝をよくしてくれて、疲労回復、さらには肌がすべすべになる効果も期待できます。

また、高張性泉ですので、温泉の成分が体内に入り込みやすく、体内のミネラルなどの成分が 濃縮されるとともに、体内から汗などの水分が出ていきます。老廃物や毒素なども排出され、自然のデトックス 効果が期待できるんです。

 

◆都会の中で自然と歴史を味わえる

―露天風呂の中に、古風な建物、東(あずま)屋があったり、まわりの風景が本当に歴史を感じさせる自然な感じなので、それを神奈川の川崎で味わえるというのは、とっても貴重なことだと思います。ぜひ皆さんに来てほしいですね。ここに来て、原始に戻ってほしい。縄文時代の人たちも入っていた、それを時を経て、現代、僕達が入れる、というのはなかなかないでしょう。

ところどころ、木があります。わざわざ九州から運んできたりとか、本当にこだわりぬいた温泉です。歴史をちゃんと演出していて、縄文時代を感じさせる温泉だと思います。

都会の中にあって、駅から近いのに、こんなに自然な空間を味わえ、さらに歴史を感じさせる温泉て、なかなかないですよね。

まとめの言葉、「川崎に、肌がきれいになって、縄文時代を感じられる温泉があった」。

 

 

志楽ニューズレター 第二十二号 2017年2月15日発行

企画:グループダイナミックス研究所

発行所:志楽ダイナミックス