志楽トピックス

「腸もみ」による毒抜き健康法(デトックス)

2018年9月7日 ニューズレター
志楽ニューズレター第四号

「腸もみ」による毒抜き健康法(デトックス)

―80ものリンパ節がある小腸こそカギ―

 

からだの不調の原因は

わたしたちのからだには肝臓、腎臓といった体内の毒素を分解し排泄してくれる臓器があります。しかし肝臓や腎臓で処理しきれなくなると、毒素がからだに溜まり始めます。慢性的な疲労感、肩こり、便秘といった症状は、そのような毒素が原因の場合もあるのです。毒素には口から入るものと、からだの中で生まれるものがありますが、食品添加物は口から入ってくる毒素のひとつです。しかし食品添加物が入っていないからといって安心とはいえません。毒素はからだの中で生まれる場合もあるのです。

 

腸の健康が全身の健康につながる

では、どのような食べ物がからだの中で毒素を作り出すはたらきをするのでしょうか。例えばレタスなどの夏野菜は腸を冷やす作用があり、腸の弱い人が食べると腸の消化物を送り出す運動(蠕動運動)が弱くなって腸壁にカス(宿便)がたまりやすくなります。宿便は徐々に腐敗発酵して毒素を生み出し、全身に行き渡ってしまいます。しかもそれだけではありません。

実は小腸には70~80ものリンパ節があり、病原菌がからだに入ってきても発症する前に体外に出しています。しかし、宿便による毒素がこの働きを弱めてしまうのです。ということはまず宿便をためないことが大切。そのためには蠕動運動を弱めてしまう食品添加物、腸を冷やす食べもの、動物性たんぱく質をできるだけ避けましょう。食べすぎも蠕動運動を弱めます。

もう一つ、腸の健康と切り離せないことは心の健康です。実は脳と消化器官はつながっているためストレス、怒り、恐怖などは腸のはたらきを著しく弱めてしまいます。逆に、腸がリラックスしていると心までリラックスしてくるのです。健康な腸が心とからだの健康につながるともいえます。

 

小腸もみさすり

健康のかなめとなる腸。その腸から宿便の排泄をうながすだけでなく心までほぐす方法、それが腸もみです。ここでは小腸の集中的なもみさすりをしてみましょう。痛くなければ、ある程度強く押しても大丈夫。仰向けに寝てゆっくり息を吐きながらおこなってください。おへそを中心にした時計回りが基本です。

 

 

おへその上で手を組みます。2本の親指ですくい上げるようにおへそ周りを12ヶ所もみます。

 

 

 

 

親指以外の組んでいる指で、お腹を上下に12ヶ所もみさすりながら1周します。

 

 

 

両手の4本の指で、おへその周りかららせん状にもんでいきます。

 

 

 

 

利き手にもう片方の手を添え、4本の指を立てて12ヶ所の深部指圧をします。息を吐きだすと指は自然に深く入ります。

 

 

(注:食後30分、生理中、妊娠中、胃腸の手術をした人、薬で炎症を抑えている人はなさらないでください。)

 

腸もみのための自己診断 (あてはまる項目の数をチェックしましょう)

□ 寝つき、寝起きが悪い

□ 夢を見ることが多い

□ 手に汗をかくことがある

□ 一つのことに集中できない

□ 目が疲れる

□ 肩がこる

□ 食べ物が胃にもたれる

□ 内炎ができやすい

□ 心臓が高鳴ることがある

□ 仕事がおっくうになる

□ 家庭内や仕事上に問題がある

□ 人に会うのが面倒くさい

□ 風邪が治りにくい

□ ため息がよくでる

□ 笑うことが少なくなった

□ 物忘れが多くなった

□ 性欲が減退した

□ 飲酒量が増えた

□ 熱中できる趣味がない

 

参考図書:砂沢伕枝著書『1日3分腸もみ健康法』講談社プラスアルファ新書

 

 

総合的な毒素排出となる高張性(こうちょうせい)の温泉入浴

腸もみのほかに忘れてならないのが発汗による毒素の排出です。からだの中には微量ですが水銀、鉛などの有害金属もたまります。それらはおもに汗に溶け出すため、発汗は特別な毒素排出といえるでしょう。特にからだの表面の細胞膜を通して浸透していく高張性の温泉入浴は、体内の酵素の活動をより活発にし、肝臓や腎臓の機能も高め、しかも汗を多量にかくため総合的な毒素排出になります。

 

最近のトピックス

●『志楽の湯』提供ラジオ番組「やる気の健康学」がラジオ日本1422kHz)で始まります。

2006年5月7日から毎週日曜 午前5:25~5:30(3ヶ月間の予定)

 

●志楽の湯 畳憩い処がリニューアル

にんじんジュースや青汁など、大地のエネルギーに充ちた4種類の生ジュースのほか、香り高いコーヒーやハーブティーがお楽しみいただけます。

 

 

 

 

 

 

志楽ニューズレター 第四号 2006年4月20日発行

企画:グループダイナミックス研究所

発行所:志楽ダイナミックス